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法律時事ニュースLEGAL NEWS

2014年4月


18日(金)  <身近な危険 樹木の老朽化> 
       今月14日、川崎市の商業施設内で6歳の女の子が、落下した街路樹の枝で重傷を負う
      事故が起きました。命に別状はないとのことですが、私たちの身近で起き得る危険で
      あることを認識させられました。                                 
      全国でも樹木の落下による事故は決して珍しいことではなく、先月には広島県で死亡
      事故が、一昨年青森県の国立公園内で起きた樹木の落下によって障害を負ってしまった
      という事件の裁判では、国と青森県に約1億9000万円の支払いを命じました。
      この種の事故の責任の所在は、公道や公園内の樹木の場合であれば行政に、一般の住宅
      や商業施設内の樹木であれば土地管理者にあります。前述の川崎の樹木落下による事故
      では、商業施設管理者の業務上過失傷害の疑いがあります。
      都市の街路樹は、高度経済成長期に植樹されてから約50年が経ち老朽化が進んでいま
      す。
      各自治体では、樹木医による診断のための予算をつけ、街路樹の点検作業を行っている
      そうです。
           




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<サイト最終更新日2016.1.23>